こんにちは。
20年以上不動産業界で働く、宅建士+ファイナンシャルプランナーの1972年くんです。
マイナス金利の解除が決まり、いよいよ住宅ローンの金利が上昇し始めましたね!
まだメガバンクは金利を上げていないようですが、時間の問題かなって感じです。
こんな疑問に、実体験も交えながらできるだけわかりやすく答えていきたいと思います。さらに!
- 「家が買えなくなった人」と「絶好のチャンスになった人」の違いについて
- 賃貸住宅だからと安心している賃貸派のおそろしい末路について
についても、書いていきます。
私個人の意見としての内容にはなりますが、かなり不動産業界の核心をえぐったものになっていると思いますので、最後まで読んでいただけたらうれしいです。
住宅ローンの金利が上がると、家が買えなくなる?!
結論から言うと
「ほとんどの方は住宅ローンの金利が上がると、今まで買えた家を買えなくなります」。
ざっくりとした目安として例をあげると、4,000万円を借りた場合、1%金利が上がると…
毎月約19,000円の支払額アップ!
35年間だと約781万円も多く支払うことになります。
※変動0.475%、ボーナス払いなし、元利均等返済、借入期間35年で算出。
つまり、支払額をアップさせたくない場合は、この781万円分 安い住宅を選ばなければならないんです(┬┬﹏┬┬)
この金利分を銀行に取られてしまうなんて。。悲しすぎます。。
利上げ後、住宅の選び方はこうなってしまう!
住宅価格を安くするためには、このような対策をとらなくてはならなくなってしまいます。
- 都心から離れたエリアにする。
- 駅近をあきらめる。
- 最寄り駅の利便性をあきらめる。
- 土地、建物を小さくする。
どれも悲しすぎますね。。
利上げ関係なく、この条件をあきらめるのは本当に大変な決断が必要です。
こんな思いをするなら、賃貸のほうがよいのではないか?と考える方も多いかと思います。
ここで私は断言します。
「一生賃貸暮らしはやめたほうがいい」です。
その理由を実体験含め、書いていきたいと思います。
一生 賃貸暮らしをした人の末路
私の経験談なのですが、70代の男性が住宅を購入したいと来店されました。
話を聞いてみると
「今まで暮らしていた賃貸住宅から出ていかなくてはならなくなり、新しい部屋を探しているが全く見つからない。」とのこと。
新しい部屋を見つけられない理由をきくと、「高齢が原因」ということです。
つまり大家さんとしては、もし部屋で病気などで死なれたりしたら、事故物件となってしまいます。
そのリスクを避けるため、高齢の方には貸したがらないというのが現実です。
そこで、賃貸はあきらめて老後資金700万円で住宅を購入したいとのことでした。
結局、築50年以上、ボロボロの団地の5階。当然エレベーターなし。
このような住宅が終の棲家になってしまいました。
「庭付きの戸建てが買えるくらいの家賃を払い続けていたのになぁ」
とおっしゃっていたこのお客様の言葉が今でも胸に残っています。
富裕層が言う「賃貸の方がいい」にだまされるな!
まず気を付けていただきたいのは「富裕層に騙されてはいけない!」ということです。
様々なブログやユーチューブでお金持ちの方が「住宅購入より賃貸の方がいい!」と言っています。
お金持ちの方はほぼ「賃貸暮らしの方がいい!」と皆に勧めていると思いませんか。
なぜでしょうか???
答えは簡単!お金持ちのほとんどは「大家さん」だからです。
賃貸人がいなくなっては困るからです。
もちろん、売却時の住宅価格値下げによるリスクについての意見もあるかと思いますが、肝心なところがみえていないような気がします。
一生賃貸で暮らそうと考えている方は、老後問題まできちんと考えておくことを強くおススメします!
これから家を買う人のタイミング!
住宅価格の半分以上を住宅ローンで借りようと考えている方は、「今すぐ」が買い時です!
これは営業的に煽っているわけではありません。このブログは個人ブログで不動産会社の広告はついていませんし、不動産業界への忖度無で書いています。
本当に「なる早」が良いと思います。
金利が上がると、どんどん購入できる住宅の条件が悪くなります。
それを皆が理解しはじめると、買うお客さんが一気に増えます。物件価格も上がります。
金利も上がる。物件価格も上がる。こうなってしまったら、最悪です。。
土地の値段も徐々に上がってきています。
何度も言いますが、「なる早」をおすすめします!
ただし!資金計画は余裕をもった支払額にしてください!
今後金利がどこまで上がるか未知数です。カツカツの資金計画は絶対ダメですよ(●’◡’●)
これからが絶好のタイミングになる人の特徴
もし、住宅価格の半分以下までしか住宅ローンを利用しない予定の方は
これからが絶好のタイミングになる可能性大ですo(*≧▽≦)ツ┏━┓
というのも、今後ローンの金利が上がっていくと住宅メーカーも困ってしまいます。
今まで以上に住宅価格をさげる企業努力が必要になってくるとおもいます。
つまり、今後は住宅価格は下がる可能性が大なのです!
今は焦らず、時世を見ながらタイミングを見計らうことをおすすめします!
住宅を売却予定の方は「なる早」で!
おまけ情報として、住宅を売却しようと考えている方は「今すぐ売却」をおすすめします。
金利が上がると、予算オーバーになってしまうお客さんが増えてしまいます。
金利が上がれば上がるほど、安くしないと売れなくなってしまうかもしれません。
金利上昇は、売り手にとっては強烈な逆風なんです(;´д`)ゞ
まとめ|購入は「なる早」で行動を!一生賃貸派は老後の覚悟を!
以上、金利上昇時の住宅購入タイミングと賃貸派のリスクについて、書いてみました。
「なる早」で行動するのは良いことだとは思いますが、住宅探しはとても大切なライフイベントだと思います。
住宅探しはとっても楽しい時間です!
十分検討して、納得のいく素敵な住宅に巡り合えるようがんばっていきましょう!応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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