こんにちは。1972年生まれくんです。
その名の通り1972年生まれ。20年以上不動産業界で働いています。
このページでは、「住宅探しをはじめた方が少しでも安心して良い住宅にめぐり合ってほしい!」と心から願って、住宅探しの方法をご紹介していきたいと思います!
今回のテーマは「一戸建て見学の前に知っておくべき3つのこと」です!
「住宅情報サイトでいい物件を見つけたし、いよいよこれから物件見学だな!」っという方には、必見の記事です!
是非見学する前にこの記事を読んで、少しでも住宅探しの参考にしてもらえたらうれしいです。
これを読んで、楽しく住宅の見学をしましょう!
一戸建て見学の前に知っておくべき3つのこと
一戸建て見学には、住宅探し初心者の方がやってしまいがちな「落とし穴」があります。
この「落とし穴」を事前に知っておくことで、余計な回り道をせず自分にあったよい住宅にめぐり合えると思います。
「落とし穴」を回避するために、事前に知っておいたほうがいい「3つこと」はこちら!
それぞれ詳細を、自分の経験談を交えながら解説したいと思います。
「価格は気にせず、良さそうな住宅だから見に行こう!」がとても危険!
自分が買える「上限の価格」を知っておく
住宅購入を考えはじめたら、まず「自分が買える住宅の上限額」を知ることがとても大切です!
「土地の広さ」や「駅までの距離」などの希望条件は変えることが出来ますが、「予算」は変えることがなかなかできません。
親からの援助などで「予算」が上がることはありますが、私の経験上ほとんどのお客さんは、この「予算」とどう折り合いをつけるか。という判断に最後はなることが多いです。
予算をしっかり知っておくことで、後悔しない住宅選びをすることができます。
でも自分の予算上限額なんて、計算できないよ…。
大丈夫!自分の力でだいたいの金額を計算できる方法を解説するよ!
住宅の予算を計算するのに欠かせないのが「住宅ローン」。
住宅ローンは自分が見てきたローンの中で「最強に条件が良いローン」なので、是非上手に活用していただきたいと思います。
自営業の方や経営者・役員の方はローンの審査基準がかわるので、今回は会社員の場合で解説します。
住宅ローンの買い入れ上限額の目安を自分の力で計算する方法を「簡単バージョン」と「ちょっと計算するバージョン」の2パターンお伝えします!
住宅ローンの買い入れ上限額の目安を自分の力で計算する方法
ます、「簡単バージョン」はこちら。
これで、だいたいの借入上限額が分かります。
年収500万なら
500万×6で3,000万円!簡単だね!
きちんと計算するともう少し借入できるけど、まずはざっくり「借入上限額」を知るにはこの計算でいいと思うよ。
続いて「ちょっと計算するバージョン」がこちら。
年収450万円の場合、450万円×35%÷12÷4191×100=3,131(万円)
つまり、借入上限額は「約3,100万円」ということになります。
魔法の数字「4191」は、説明するとちょっとややこしい。。。このまま計算してください。
この計算方法で、ざっくり住宅ローンの借入額が分かったら、用意できる自己資金を足してください。住宅購入予算の上限額が分かります!
住宅購入予算の上限=住宅ローン借入額上限+自己資金(用意できる現金)
でも、ここで気を付けてください!
「住宅ローン借入上限額」と「実際にローン返済できる上限額」は違うかもしれません。
年収が高くても、月6万円までしかローン返済できないのであれば、3,000万円もローンは組めません。
無料のローン計算アプリなどを活用して、毎月の支払い額を必ず確認するようにしてください!
住宅ローンの金利は、銀行のホームページで確認できるよ。
2023年3月現在で、三菱UFJ銀行の金利は0.475%だよ!(変動金利)
住宅ローンを利用するために「絶対やってはいけないこと」をまとめましたので、あわせて読んでくれたらうれしいです。
住宅購入には諸費用が必要!
よーし!3,500万円まで予算があるから、3,500万円の家を探そう!
ちょっと待って!住宅を買うときは諸費用がかかるんだよ!
住宅を購入する際、登記をする費用や火災保険料など住宅代金以外の費用(諸費用)が必要です。
新築戸建て(建売)の場合は、だいたい物件価格の8%くらいといわれています。
3,500万円の住宅なら、280万円くらいの諸費用が必要です。
この諸費用も計算にいれて、住宅の予算を決めるようにしましょう!
新築一戸建て(建売)を購入する最強の方法
ここで、大切なポイント!
今回説明した「諸費用」の中には、仲介手数料の代金も含まれています。
3,500万円の住宅を購入した場合、諸費用は約280万円(3,500万円×8%)。
その約280万円の内、約122万円が仲介手数料です。
この仲介手数料を支払わずに、かつ安心して購入することが、自分は「新築一戸建て(建売)を購入する最強の方法」だと考えています。
この買い方ができれば、仲介手数料は不要になります。
「仲介手数料とはなにか?」や「売主・仲介」のメリット・デメリットをまとめた記事がありますので、是非あわせて読んでくれたらうれしいです。
自分が買えない価格の住宅は、絶対に見てはいけない。
住宅探しをしていると、「高額で買えないのはわかっているけどせっかくだから見てみたい!」って思ってしまうような、魅力的な住宅があります。
リビングが25畳もあったり、フローリングが無垢材だったり、広ーい庭があったり…。
私の経験からお話しさせてもらうと、こういう住宅を見てしまった途端、住宅探しの楽しさが激減します!
自分の購入できる住宅と高級住宅を比べ、劣ったところばかりが気になってしまうためです。
キレイな高品質のフローリングの家でも、無垢材フローリングの高級住宅を見てしまうと物足りなく感じてしまうことがあります。
せっかくの楽しい住宅さがしが、これでは台無しです。
これから住宅を探し始める方は、予算からかけ離れた住宅は見ないことを強くオススメします。
一番叶えたい希望条件を、しっかり決めておく。
これから住宅探しをはじめる方に、「近い将来、ほぼ必ず訪れること」をお伝えします。
それは、「何をあきらめるか」を決断することです。
住宅探しを本格的にはじめるときっとわかっていただけると思うのですが、「住宅を買うこと」は、「車を買う」や「家電を買う」と決定的に違うことがあります。
それは、住宅は「同じものがない」ということです。もし気に入った物件を逃したら、同じ土地、同じ建物、同じ日当たりの家は二度とないのです。
住宅との出会いは「一期一会」です。
自分の必ず叶えたい条件をしっかり決めていないと、どうでもよかった条件を満たしている住宅を見て気に入ってしまい、「売れてしまうかもしれない」とあせって買ってしまう。こんなことが現実よくあるのです。
たとえば、、、
- 駅徒歩15分以内が大切な条件だったのに、家の外観が絵本に出てくるようなかわいさで一目ぼれ。駅徒歩40分だけど買ってしまった。
- 4LDKが大切な条件だったのに、吹き抜けのある広いリビングのある家に一目ぼれ。3LDKだけど買ってしまい、子供部屋が足りない。
いろんな住宅を見学すると、なにが大切な条件だったかよくわからなくなってしまうことがあるんです。
つまり、必ず叶えたい条件とあきらめても良い条件をしっかり決めておかないと、「こんなはずではなかった」と後悔する住宅を選んでしまうもしれません。
必ず叶えたい条件の候補例をまとめてみます。
・駅からの距離 ・エリア(学区域) ・土地の広さ ・建物の大きさ ・建物の間取り ・駐車場の台数 ・庭の広さ ・日当たり ・環境(静かさ) ・周辺環境(商業施設・公園など)
大切な条件をしっかり決めて、自分にあった良い条件の住宅と巡り合いましょう!
一目惚れに惑わされないで!!
まとめ 予算と大切な条件をきめて、楽しい住宅見学を!
今回のまとめはこんな感じです。
住宅見学はとっても楽しい時間です!
家族みんなで新生活を想像しながら、さまざまな住宅を見学してください!
住宅探しは、人生の大イベントです!楽しみながら良い住宅にめぐり合えるようがんばりましょう!!応援しています!!
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