こんにちは。1972年生まれくんです。
その名の通り1972年生まれ。20年以上不動産業界で働いています。
このページでは、「住宅探しをはじめた方が少しでも安心して良い住宅にめぐり合ってほしい!」と心から願って、住宅探しの方法をご紹介していきたいと思います!
今回のテーマは、「新築戸建て(建売)を見学するときのチェックポイント リビング編」をご紹介します。
必要最低限に絞り、絶対に確認してほしいことをまとめました。住宅探し初心者の方は必見です!
私の経験上、リビングのイメージがしっくりこなければ、他の設備がどんなに良くても、購入しないお客さんが圧倒的に多いです。
なので、「リビング」の確認は最優先にすることをおススメします!
是非この記事を読んで、少しでも参考にしてもらえたらうれしいです。
この記事を読めば、リビングのチェックは、ばっちりOK!
リビングで絶対に確認してほしいチェックポイント
リビングは、暮らしの中でとても大切な部屋。
抜けが無いよう、しっかりチェックしてほしいです。とは言っても「じっくり時間をかけて見ていられないよ。」という方のために、最低限確認して欲しいことをまとめてみました。
「私が戸建てを買うなら必ずチェックする5項目(リビング編)」はこちら。
- 日当たり
- 駐車場・公園・国道は要注意!
- 墓地は意外とOK!?
- 窓からの景色
- 「富士山」が見えたら、大当たり!?
- お隣さんのトイレの窓位置を確認して!
- 広さ・空間
- 窓・サッシ
- ガラスだけでなくサッシの断熱性能も確認して!
- キッチン
ひとつひとつ実体験も含めながら、解説していきたいと思います。
住宅見学を楽しみながら、確認してみてね!
リビングだけでなく、「家全体のチェックリスト」をまとめた記事もありますので、是非合わせて読んでくれたらうれしいです。
「日当たり」と「窓からの景色」のチェックポイント
「日当たり」と「窓からの景色」は必ずセットで確認!
まずはじめに、「日当たり」と「窓からの景色」は必ずセットで確認するようにしてください!
日当たりが良いということは、南側の土地が空いているということ。
「南側の土地がどのようになっているか」をしっかり確認しておかないと後悔することになってしまいます。
要注意!南側にあると後悔するもの3選!
「日当たりが良いので住宅を購入したが後悔している。」というお客さんの声の原因になっている「南側にあるもの」をご紹介したいと思います。
- 空き地・駐車場 ⇒建物は建つと考えたほうが良い!
- 公園 ⇒夜、若者のたまり場に。。
- 道路 ⇒通行人が気になりカーテン閉めっぱなしに。
空き地・駐車場
これは、後悔するものの代表格です。
家を買った数年後に、南側の空き地に賃貸住宅ができて日当たりが無くなった。など。
駐車場も空き地と同じ。いつ建物が建ってもおかしくない土地だと考えましょう!というか、ほぼ建物が建つと考えたほうがよいと思います。
でも、周辺の日当たりを気にして建ててくれるんでしょ?
確かに周辺の日当たりを確保するように建てなくてはならないよ。
でも、おそらく隣地の1階の日当たりを確保するような建物にはならないと思うよ。
家を建てる際、日陰になってしまう家に日当たりを確保するための法的な制限(北側斜線制限)という法律があります。
しかし、この制限を守って建てても、北側の家の1階部分はほぼ日当たりはなくなると思います。
つまり南側に家が建ったら、1階の日当たりはほぼなくなることを覚悟しなくてはなりません。
「ずっと駐車場のまま」と都合の良い思い込みをしてしまいがち。気を付けて!
日当たりだけでなく、この土地にどんな建物が建てられるのか?(用途地域)もしっかり確認することが大切です。
特に、駅から近い区域は大きな建物やパチンコ店などが建築できる場所があります。
この点について不動産業者はお客さんへ説明しなければなりません。
臆せず、担当営業さんへしっかり確認しましょう!
公園
「公園」も実は意外と、後悔している方が多いです。
というのも、夜になると若者のたまり場になってしまうケースがあるようです。
治安面からしても、ちょっと恐いかもしれません。
どのような公園か、担当営業さんに聞いてもおそらく確実な答えは返ってこないと思います。
自ら動いて、近所の方に聞くとか、夜中に実際公園に行ってみるなどして、購入前にしっかり確認しておいたほうがよいと思います。
道路
南側に道路があると「南道路」として、とても人気が高くなります。
でも、リビングの窓と道路が近いと通行人が気になって、ずーっとカーテンを閉めていなければなりません。
せっかく日が当たるのに、もったいないです。
南道路の場合は、リビングと道路の距離と通行人の多さをしっかり確認ししましょう!
道路が、交通量の多い国道・県道の場合は要注意です。
線路の場合、夜中になればかなり静かになりますが、交通量の多い国道・県道は夜中でも騒音が気になると思います。
戸建てはほとんど木造のため、どうしても遮音性能には限界があります。
国道・県道に隣接している場合は、夜中の交通量を確認するようにしましょう。
意外と満足度が高い!南側にあっても検討してほしいもの!
お客さんの声を聞いてみると、意外と満足度が高いのがこちら!
- 小規模な墓地
これは、好き嫌いがはっきりするところなので、良ければ参考にしてください。
ただ、小規模の墓地(墓が5~20くらい)は、住んでみるとあまり気にならないという方が結構多い印象です。
草ぼうぼうの荒れ地になる心配も少なく、墓地が無くなって建物が建つというのは考えにくいです。
墓地と住宅の間に樹木などを植栽し、目隠しすれば見た目の問題もかなり緩和されると思います。
私が住宅を買うのであれば、南側に小規模の墓地はアリです!
日当たり重視なら、2階リビングもアリ!
2階にリビングがある場合、日当たりが良く窓からの景気も開放的なことが多いです。
バルコニーがリビングとつながっていることも多く、より解放感が味わえることも魅力の一つです!
リビング空間を重視する方は、2階リビングの間取りもおすすめです!
ただし、2階リビングで気を付けること・覚悟して欲しいこともあります。
それはコチラ。
私は日当たりの良い明るいリビングが好きなので、2階リビングはアリだと思います!
窓から「富士山」が見えたら大当たり物件!?
これは私の経験談なのですが、「富士山が見える家」という探し方をする方は、実在します!
こういう方は「富士山」が見えれば、希望エリアも希望間取りも多少の価格も変更して、「富士山が見える家」を購入します!
三鷹市で探していたのに、所沢市にある富士山の見える家を契約されたお客さんがいました。
富士山が見える家って結構ないんです。
つまり、富士山が見える家は将来売却することになった場合、うまくいけば相場より高く売却できる可能性があります!
もし、窓から富士山が見えたときは、こんなメリットがあるかも。。と思い出してくれたらうれしいです。
隣の家のトイレ・風呂の窓の位置を確認して
リビングの窓から、隣の家の「トイレ」・「風呂」の窓が見えないか確認しましょう!
トイレや風呂は家の北側に配置する間取りが多いです。
つまり、「隣の家のトイレや風呂の北側窓」と「リビングの南向き窓」とがご対面してしまう可能性があるということです。
これ「建売あるある」です。
しっかり確認してくださいね。
「広さ」と「空間」のチェックポイント
リビングの広さは、家具選びでリカバリーできることが多いです。
20畳などの畳数にこだわるより、「リビングに入った時の第一印象」を大切にしてください。
私はこれが全てであると言っても過言ではないと思います。
理屈ではなく、「感覚」。
幸せに家族が生活するイメージが湧いたかどうか。自分が抱いた気持ちを是非信じてほしいと思います。
自分の感覚を信じて!
天井の高さで印象が変わる!
天井の高さが少し変わるだけで、結構印象が変わります。
通常天井の高さが2.4mの家が多いのですが、2.5mや2.6mの家が稀にあります。
もし見学する家の天井高が2.6mだったら、ラッキーです!
注文住宅で天井高を2.6mにしようとすると、実は結構建築費が高くなる場合が多いです。
予算内で天井の高い住宅を見つけたらお買い得かもしれません!
吹き抜けは、意外と後悔する人が多い!?
リビングの吹き抜けは開放感があり、人気があります。
でも私のお客さんの声を聞くと、あまり満足度が高くありません。
とにかく冷暖房効率が悪い!に尽きるようです。
「照明の交換も大変」や「2階が狭くなる」という声も聞きます。
吹き抜けの家を検討する場合は、「要注意」ということでお願いします。
「窓」と「サッシ」のチェックポイント
窓ガラスとサッシの「断熱性能」を必ず確認しましょう。
ここを確認をする方は結構少ないです。でも快適に生活をするためにはとても大事な性能です。
ガラス:断熱性能がないと結露がスゴイことに。。
まずはガラス。
2枚のガラス重なっているペアガラスや複層ガラスなどの「断熱ガラス」であるか、確認しましょう。
見た目ですぐ分かるよ。わからなければ担当営業さんに確認しましょう!
一枚の単板ガラスは、とにかく寒くて暑い!「結露」が発生しやすくなるし、遮音性もよくありません。
最近の新築で単板ガラスを使っている家はかなり少ないです。
サッシ:断熱ガラスでもサッシがダメなら効果激減。。
ガラスがOKでも、サッシ(窓枠)が断熱性能がついていない家があります。
サッシの断熱性能がないと、せっかく良い断熱ガラスが付いていても効果が激減します!
絶対にサッシの断熱性能を確認してください!
樹脂製のサッシだとかなり断熱性が高いと思います。
断熱効果のないサッシだと、冬場キンキンに冷えて窓際が寒くて大変!
サッシの交換は、結構いい値段がします。。おそらく数十万~百数十万かかると思います。
あとでリフォームするのは大変。新築時にしっかり付いているか確認しましょう!
「キッチン」のチェックポイント
キッチンは、「高さ」と「明るさ」、「収納」をチェックしましょう!
最近の住宅は、結構高さがあるキッチンを設置している場合があります。
実物で確認できるのが完成住宅の醍醐味です。実際にキッチンに立ってみて確認をしましょう。
対面キッチンのチェックポイント
ここ数十年、ほとんどの新築住宅が「対面キッチン」を採用しています。
対面キッチンで注意したいポイントはコチラ。
- 手元の明るさ
- 収納力
- 食器棚・冷蔵庫置き場の広さ
特に、オープンキッチン(壁が少なく開放的なキッチン)は注意が必要です。
手元を十分明るく照らしているか、照明の明るさをしっかり確認しましょう。
特にオープンキッチン(対面式で開放的なキッチン)は照明がかなり高い場所に付いている場合があるので、要注意です。
注文住宅を建てる方が、よく失敗する代表例だよ。
またオープンキッチンは上部が開放的になっているので、吊戸棚がありません。
調理道具をたくさん持っている方は、収納スペースが足らなくなることがありますので注意してください。
冷蔵庫置き場や食器棚置き場の大きさもしっかり確認しましょう!
「食器棚置き場の奥行」が狭すぎる住宅があるので要注意!
まとめ
今回は、完成した住宅を見学する際の「リビングのチェックポイント」を紹介しました。
今回のチェックポイント以外でも、みなさんそれぞれが大切にしているポイントがあると思います。
疑問に思ったところは遠慮せずに、担当営業さんにどんどん聞いてみましょう!
きちんと答えてくれるかどうかで、担当営業さんの質もあわせて確認できますね。
担当営業さんがしっかりしていないと契約後、本当に苦労します。
見極め方や私の考える最強の購入方法をまとめた記事がありますので、是非読んでくれると嬉しいです。
また、リビングだけでなく、「家全体のチェックリスト」をまとめた記事もありますので、是非合わせて読んでくれたらうれしいです。
住宅見学はとっても楽しい時間です!
家族みんなで新生活を想像しながら、さまざまな住宅を見学してください!
住宅探しは、人生の大イベントです!楽しみながら良い住宅にめぐり合えるようがんばりましょう!!応援しています!!
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